「たまには」って、いつもいいところ持って行くじゃないですか・・銀河英雄伝説 外伝 決闘者 Kap.I

外伝「決闘者」
大尉となったラインハルトは、軍務省監察局で味気ない書類の山に埋もれていた。そこで目にしたのは「必要悪」と称して堂々とまかり通る軍内部の不正だった。ラインハルは憤るが何もできるはずはない。

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外伝「叛乱者」での活躍で大尉に昇進したラインハルト。キルヒアイスと一緒にオーディンへの軍務省に転属です。

なぜかスタッフが一人もいない広いオフィスでキルヒアイスと二人で書類整理をしています。書類の処理ばかりでうんざりし、愚痴をこぼすラインハルト。

ラインハルト「戦死者の数もただの統計上の数字となって、その一人一人に人生があることを忘れさせてしまう。貴族連中の多くは前線に出ることを嫌って後方勤務を望むが、そんなことだから痛みの分からぬ輩になる」

前線に出たからこそのセリフです。

ラインハルト「ん?イゼルローンの輸送物資の出荷量と消費量に大きな差があるな」

愚痴をこぼしながらも書類はちゃんと見ているラインハルト。

上司に報告するが、これは日常茶飯事だと言う。軍事物資の横流しぐらい大目に見てやらなくては、前線に出るものなどいなくなる。我々の仕事は、やりすぎない様に監視すること・・軍の腐敗ぶりに怒りを隠せないラインハルト。

ラインハルト「なんという怠惰!」

だが、今のラインハルトにはどうすることもできない現実にぶち当たる。この件がカイザーになった後に軍の粛清につながってくるのでしょう。

帝国軍はどこも腐敗していると嘆くラインハルトだったが唯一、首都オーディンにいて、ありがたいのが姉・アンネローゼと会うことができることでした。だが、自由に会えるわけでもなく、本日はアンネローゼと懇意にしているヴェストパーレ男爵夫人とシャフハウゼン子爵婦人が同席してのお茶会でした。

ヴェストパーレ男爵夫人は本伝ではキルヒアイスにちょっかい出してくるあの人です。

シャフハウゼン子爵婦人は、お茶会でもイマイチ上の空だった・・それは心配事があったからだ。なんと、「決闘」を申し込まれたらしい・・

決闘って、、貴族っぽいです。

夫であるシャフハイゼン子爵が開拓した鉱山を、ヘルクスハイマー伯爵が因縁をつけて横取りしようと画策したのだが裁判をすると勝てないの決闘を持ちかけてきたのだという。決闘といっても貴族の決闘は、代理人を立てることが可能で、その道のプロもいるらしい。

しかし、ヘルクスハイマー伯爵の裏工作でシャフハウゼン側の代理人は誰も引き受けようとはせず・・夫人はどうしたものかと悩んでいたのだ。

ラインハルト「ならば、私が引き受けましょう」

えーっ、と思いつつもドラマの展開的にはこうなりますよね。

キルヒアイスもアンネローゼも驚きを隠せません。でも決闘といっても見世物的な要素が多く、決闘者を殺すというのはスマートな話でないらしい・・だか、こうなると波乱の予感がします。

当然、キルヒアイスが私がやりますといいますが・・

ラインハルト「先に手を上げたほうに優先権がある。たまには譲れ」

キルヒアイス「たまにはって、いつもいいところ持っていくじゃないですか、、、」

こういうキルヒアイスの愚痴がはっきり描かれるは面白いです。数少ない友人のことで何も言えないアンネローゼ。とういうわけでラインハルトが決闘者になります。

ベーネミュンデ 「何、あの孺子(こぞう)が?」

そして、シャフハウゼン側の代理人としてラインハルトが決闘者になることを聞きつけた、ベーネミュンデ公爵夫人は当然良からぬ悪巧みを・・

波乱の予感ですw

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⇒ 銀河英雄伝説 外伝 叛乱者 Kap.IIの感想を読む

銀河英雄伝説 外伝 決闘者 Kap.I 名言

「こんなところで書類の山だけ相手にしていると、戦争の本質がわからなくなる。戦死者の数もただの統計上の数字となって、その一人一人に人生があることを忘れさせてしまう。貴族連中の多くは前線に出ることを嫌って後方勤務を望むが、そんなことだから痛みのわからぬ輩になる。」ラインハルト

銀河英雄伝説 外伝 決闘者 Kap.I スタッフ

総監督 : 石黒昇
監督 / キャラクターデザイン : 清水恵蔵
シリーズ構成 / 脚本 : 河中志摩夫
コンセプチュアルデザイン : 加藤直之
メカニックデザイン / 美術デザイン : 田中精美
音響監督 : 明田川進
音楽 : ドイツ シャルプラッテン レコード
プロデューサー : 菊川幸夫 / 稲垣高広
プロダクションマネージャー : 出崎哲
企画 : 田原正利 / 秋元一
制作 : ケイファクトリー
製作 : 徳間康快 / 伊地智啓 / 安達裕章 / 徳間書店 / ケイファクトリー / らいとすたっふ
原作 : 田中芳樹(徳間書店刊)

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