銀河英雄伝説 外伝 わが征くは星の大海

ラインハルトさまには おわかりのはずです。 10人の提督の反感など、 100万人の兵士の感謝に比して、 とるにたるものではありません。 ジークフリード・キルヒアイス 銀河英雄伝説 外伝
田中芳樹の同名小説を原作にOVAシリーズに先駆けて1988年に製作された劇場作品。常勝の天才・ラインハルトと不敗の魔術師・ヤンという、名将同士の壮絶な初対決を壮大に描き出す。

銀河英雄伝説-わが征くは星の大海- [Laser Disc]

銀河英雄伝説 外伝 わが征くは星の大海

アニメ「銀河英雄伝説」の一番最初というと必ず思い出すのがこの劇場公開もされた「わが征くは星の大海」。

調べるとこの作品は、パイロットフィルム的な作品だったそうででまさに大河シリーズとなったアニメ版の「序章」と呼べる作品です。

外伝の第一巻、「惑星レグニッツァ上空の戦い」と「第4次ティアマト会戦」を舞台にラインハルトとヤン・ウェンリーが初めてその名前を知るエピソードであり、まさにアニメの第一作にふさわしい素晴らしいチョイスだと思います。

自分の「銀英伝」のファーストコンタクトが小説が先かアニメが先か覚えてないのですが小説を読む前にこの劇場版をレンタルビデオで観たのではないかと思います。今回、久々に鑑賞して劇中でラインハルトを揶揄する「スカートの中の大将」という意味が当時よくわからなかったと記憶しているので多分そうだと思います。

原作を読めば、姉・アンネローゼのことだとわかるのですが才能がありつつも軍部で忌み嫌われている容姿端麗な金髪の青年大将と赤毛の参謀。同じ部隊で、味方であるはずのミッターマイヤーとロイエンタールの双璧が「あの方はどうなさるおつもりなのかと・・」意味深なセリフ。

細かい説明がないのでいろいろと想像を掻き立て、その謎に包まれた設定とSFの世界観にのめり込んでいったのを覚えています。

監督が石黒昇さんでヤンの声が古代進を演じた富山敬さんだったので「宇宙戦艦ヤマト」的な話かと思いきや一隻の戦艦が活躍するのではなく、艦隊戦という実際の戦争を想起させる設定も斬新でした。

美しい宇宙空間の中でビームと光の濁流に飲まれるの艦隊たち、そこに流れるボレロがマッチして、今までのアニメにはないスケール感がありました。

作画もキャラクターデザインをした奥田万つ里さんが作画監督をしているのでキャラ描写は華麗で言うことなく、当時としてはイゼルローン要塞へのブリュンヒルトの着陸・曳航シーンは、素晴らしい描写でワクワクしたのを思い出しました。

旧作の銀英伝って、110話もあるのか〜っ。
観るのか悩むなーっと言う人はまず「わが征くは星の大海」を観てからでも遅くはないと思います。

華麗な艦隊戦を描きつつ、上層部に一目置かれるラインハルトとヤンの双方を見事に描いた今は亡き、脚本家の首藤剛志さんの力量が光ります。

60分に「銀河英雄伝説」がギュッと詰まった一本です。

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