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難攻不落を誇ったイゼルローン要塞は、遂に同盟軍の手に落ちた。イゼルローン駐留艦隊の参謀、オーベルシュタイン大佐は、司令部で唯一の生存者として要塞陥落の責を負わされる。彼はラインハルトのもとを訪れ、自らが帝国を憎む理由を語った。ラインハルトはオーベルシュタインを自陣営に迎えると決め、帝国軍上層部に彼の助命を申し出る。しかしキルヒアイスは、オーベルシュタインの登用がラインハルトの覇道に暗い影を落とすのでは、と予感するのだった。
銀河英雄伝説 第一期 第8話「冷徹なる義眼」の見どころ
・苦しくなったオーベルシュタインとラインハルトの駆け引き
・オーベルシュタインが先天性で視力がないことが「劣悪遺伝子排除法」を制定したルドルフのゴールデンバウム王朝を憎む原因になっているところ
・栄華を極め尽くし、すでに達観しているフリードリヒ四世
第8話「冷徹なる義眼」の見どころは、イゼルローンから逃げてきて危うい位置に立たされたオーベルシュタインがラインハルトと会見するシーンでしょう。
キルヒアイスにはできない陰謀策略ができる参謀が欲しいラインハルトとオーベルシュタインの利害が一致します。ラインハルトがゴールデンバウム王朝を仇なす存在を見抜くところはさすが冷徹なる義眼です。
キルヒアイスの心配通り、オーベルシュタインが臣下になる事で大きく物語は動いていきます。
そして、ラインハルトの打倒すべきフリードリヒ四世が精神的な世捨て人になっており、達観しているところも見ものです。
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第8話「冷徹なる義眼」の名言
パウル・フォン・オーベルシュタイン
オーベルシュタインがラインハルトに自分を推挙してもらおうと交渉している時に言ったセリフです。
このセリフは第8話の【07:45】付近で登場します
フリードリヒIV世
ゴールデンバウム王朝が滅びるのを予感しているのか、歳をとって自分の終末と王朝を重ね合わせているのか・・意味深なセリフです。
このセリフは第8話の【21:40】付近で登場します。
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登場するキャラクター
帝国軍
パウル・フォン・オーベルシュタイン（大佐）、エーレンベルグ（元帥）、シュタインホフ（元帥）、グレゴール・フォン・ミュッケンベルガー（元帥）、リヒテンラーデ候クラウス、フリードリヒ四世（第36代皇帝）、ラインハルト・フォン・ミューゼル（元帥）、ジークフリード・キルヒアイス（中将）、パウル・フォン・オーベルシュタイン（中将）、オスカー・フォン・ロイエンタール（中将）、ウォルフガング・ミッターマイヤー（中将）、エルネスト・メックリンガー（中将）、フリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルト（中将）、カール・グスタフ・ケンプ（中将）、アウグスト・ザムエル・ワーレン（中将）、コルネリアス・ルッツ（中将）
第一期 第8話「冷徹なる義眼」スタッフ
脚本：柳川 茂
絵コンテ：新井 豊
演出：石黒 昇
作画監督：新井 豊・西嶋信一郎
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第8話「冷徹なる義眼」使用されたクラシック
マーラー:交響曲3番
ベートーベン:交響曲5番
マーラー:交響曲9番
第8話「冷徹なる義眼」は原作でいうと・・
原作ですと「銀河英雄伝説 黎明篇」に収録されているエピソードとなります。
藤崎竜版「銀河英雄伝説」では・・
フジリュー版では、第8話のエピソードは「YJC 銀河英雄伝説8 #073 パウル・フォン・オーベルシュタイン」と「YJC 銀河英雄伝説9 #077 首都星オーディン 温室のバラ園」で描かれています。
漫画版では、オーベルシュタイン家の私財を使い、ブラインシュバイク公の領地で反乱を煽動して結果をラインハルトに示します。
アニメ版とは全く違う、醜い老人として描かれたフリードリヒ四世にも注目。
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次回予告（ナレーション・屋良有作）
銀河帝国の歴史は、血で血を洗う政治抗争の歴史であった
今ラインハルトとキルヒアイスは、その一つの争いに巻き込まれる
次回、銀河英雄伝説 第9話『クロプシュトック事件』
銀河の歴史がまた一ページ
