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ミュッケンベルガー元帥引退!「戦争の天才だ」【フジリュー版】第6巻前半 #47-50 第四次ティアマト会戦

銀河英雄伝説6 藤崎竜銀河英雄伝説-マンガ
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ヤンになれないワイドボーン会社員
ヤンになれないワイドボーン会社員

ついに!!ヤン・ウェンリーとキルヒアイスが勝負するときがきた!!

後世の歴史家
後世の歴史家

原作第一話になるアスターテ会戦がついにはじまりましたね。。。!!ワクワク!!

ミュッケンベルガー元帥はラインハルトをついに認めました。

「これで確信した」
「ミューゼル大将はまちがいなく、戦争の天才だ」

帝国軍の旧来の勢力と、新興勢力の決定的な変わり目!!おおお〜ワクワクの第6巻!!!

早速、話に入ります!

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面白かった点

1ページ目のビッテンフェルトは何をちぎって頭に巻き付けたんだろ?笑第四次ティアマト会戦がはじまる!!

「うおおおおおっ!!」
「これより巨大ガス惑星レグニッツァに突入する!!」
「全艦俺に続けええええ!!」

黒色槍騎兵艦隊(シュワルツランツェンレイター)に号令を出すビッテンフェルトの咆哮により、第四次ティアマト会戦がはじまりました!

パエッタ中将はガス惑星に逃げつつ、ゲリラ戦を仕掛けます。

そんな中、パエッタ中将の幕僚の一人、ヤンはこの戦いに絶望を感じます。昔の父親のセリフを思い出しながら。

ヤンの父親
「いいか息子よ。偉人なら一度の忠告で反省する」
「凡人なら二度くりかえして諌められればまずあらためる」
「できの悪い奴でも三度も言われれば考え直す」
「それでも態度を変えないような奴は見放してよろしい」

ヤン
「え?四度めの忠告は?」

ヤンの父親
「四度めになればな、こっちが追放されるか投獄されるかあるいは殺されるからだ」
「暗君という奴はそういうものだ」
「倒産は能無し社長を三度諌めてその後独立した!
「そしてこのとおり社会の信用と息子の尊敬に値する立派な人物になったのだ!」

これを思い出したのは、パエッタ中将に進言しようか迷ったが、結局あきらめたのでした。

ヤンになれないワイドボーン会社員
ヤンになれないワイドボーン会社員

このセリフ結構含蓄あるよね

後世の歴史家
後世の歴史家

こう思われるような上司にはなりたくないところだ

自分が信頼されていないことを把握しているヤンは、自分よりも信頼を得ている友人の「ラップ少佐」に進言を依頼します。

ラップ「惑星レグニッツァは何でできていますか?それは水素とヘリウムです」
パエッタ「そ、そうか。私の考えが正しければ、敵は惑星元素で爆発を起こす!撤退だ!!」

急遽、撤退を決定し、パエッタ中将は離脱を指示。しかしときすでに遅し、ラインハルト艦隊からの一斉攻撃の前に、パエッタ中将艦隊は、その8割を失う大惨敗に喫するのでした。。。

ヤンになれないワイドボーン会社員
ヤンになれないワイドボーン会社員

ラインハルトの部下としてビッテンフェルト、ミッターマイヤー、ロイエンタールが出てきましたね!!

後世の歴史家
後世の歴史家

ヤン・ウェンリー側はまだラップ少佐しか出てないし、指揮権もない。かなりの差がありますね。

ロボス元帥に負けたことを報告するも、このときにグリーンヒル大将は敵の明らかな変化と、空恐ろしさを感じるのでした。

ヤン「兵力を出し惜しんで大魚を逃さぬよう」

そんなこんなでミュッケンベルガー元帥とロボス元帥の正面衝突がはじまったのでした。

ミュッケンベルガー元帥から指令:ラインハルト艦隊だけ敵に向かって前進せよ・・・!

切って落とされた、第四次ティアマト会戦。

正面から向き合った両艦隊。

そんな中、ミュッケンベルガーはラインハルトに信じられない指令を出します。

なんと、ラインハルト艦隊率いる左翼だけで、敵前に行けと指令を出すのです!つまり、敵にむざむざ殺されろと指令を出すのでした。

ラインハルトは怒りを抑えられません。

「これで失われる兵、247,000人の命を何も考えぬのか!!」
「そんなに殺したいなら私だけ狙えばいい!!」

ここでラインハルトは、勇敢でそしてある種の”かけ”に出ます。

「全艦前進せよ!!何も恐れず、堂々とだ!!」

ヤンになれないワイドボーン会社員
ヤンになれないワイドボーン会社員

いやーこのラインハルト、まさに王としてのセリフよ!

後世の歴史家
後世の歴史家

ミュッケンベルガー元帥も貴族ということだな

そして、これは同時にミュッケンベルガー元帥の最後のかけでもありました。彼はラインハルトが自分を超える、真の意味での武人なのかどうか。真の元帥に合う人間なのかを、彼なりに見極めようとしていたのです。

フレーゲル男爵の思惑も絡みつつ、前進してくるラインハルトに、同盟軍は判断に窮します。

そりゃそうですね、敵前に身をさらけ出して、打たれ放題になるのは驚きだし、そもそも何考えているかわからない。

ヤンですら混乱します(すぐにヤンは、敵内部での権力闘争があるのでは?と気づきますが、パエッタ中将に進言はできないと判断し、ラップとともに諦めます)。

部下もビビりながらも、堂々と前進。この瞬間、全兵士がビビりながらも、ラインハルトを信じて前進していたことでしょう。

(きっと、この戦いから生き残った兵士は、家庭や知り合いにこう言ったでしょう。「生きた心地がしなかった。ここに戻れたのは奇跡である」と。)」

歴史的なティアマト会戦の今日のその時!

猛将のビッテンフェルト、勇敢なミッターマイヤー、冷静沈着なロイエンタールですら、それぞれに汗を垂らしつつ進みます。

ビッテンフェルト「うろたえるな!!俺たちの司令官が堂々と前進せよと言っているんだ!」(叫びながら)

ロイエンタール「いつ死んでもおかしくないこの状況。ふっ、さすがに肝が冷える」(ワインを飲みながら)

ミッターマイヤー「なかなかあの金髪の司令官は楽をさせてくれんぞ」(息を吐きながら)

ヤンになれないワイドボーン会社員
ヤンになれないワイドボーン会社員

このセリフはすごい!それぞれの性格がわかりつつも、ラインハルトはこのあとに言うセリフとの対比で器が見える

後世の歴史家
後世の歴史家

「見ろキルヒアイス、周りが敵だらけだ。ですね。それを受けてキルヒアイスがまたしぶい。ですが私がおります。ラインハルト様

いやー渋い!!
この瞬間!!
戦争の天才「ラインハルト」が銀河の歴史に決定的な名を刻み、帝国の英雄が夜に羽ばたいた、まさにターニングポイントですね!!
(ここで同盟軍がラインハルトを倒していたら、歴史は明確に変わった瞬間でした。そしてそれは、ある意味貴族軍としても打てた瞬間。ラインハルトを容易に倒せる、最後の瞬間だったでしょう)

銀河の歴史が、また1ページ!!!

いやーこのシーンホント好きなんですよ、個人的には。本当に歴史が動いた瞬間ですし、それの描き方がフジリュー先生がまた上手い!!!!

まじでこの6巻までは読んでほしいよね、特に原作読んでる人には。感動する!

これを受けてミュッケンベルガー元帥は一つを確信し、ラップは感嘆し、ヤン・ウェンリーは独り言ちます。

ミュッケンベルガー「これで確信した。ミューゼル大将はまぎれもなく、戦争の天才だ!」

ラップ「しかしすげぇことするな。まるで王者の行進だ。味方よりあちらさんに敬意を評したくなる」

ヤン・ウェンリー「いやぁしみじみと感じているんだよ」
「私はいま歴史の流れの中にたたずんでいるのだなぁ。とね」
「少なくとも彼は帝国軍では「敵に撃たれない司令官」として兵の間で絶大な信頼を得・・・。」
「同盟軍にとっては手出しすらできなかった畏怖すべき存在となった」

「私たちはいま」

「英雄が誕生する瞬間を目撃しているのかも知れない!」

こうして、ラインハルトの名を知らしめて、第四次ティアマト会戦は終わりを告げ、またこれをもってミュッケンベルガー元帥は退役したのでした。

そう、世代交代の戦いこそが、このティアマト会戦でもあったのでした。

感想

いや〜熱い!!!

結構マンガ版は原作と違って、キャラがかっこよくなったり魅力が増している人も多いですよね。

個人的にはフジリュー版のミュッケンベルガー元帥も結構、好きなんですよね。

あくまで政治に関わらず、無骨に、武士として戦い続けたミュッケンベルガー元帥。過去の戦いとかもっと見たかったな〜。

ビュコック大将とどっちが強いのかな?
意外とホーランド大将とか、もうちょっと早く生まれていたらミュッケンベルガー元帥とどっちが強いのかな?

こんなふうに想像するのも楽しいな〜。

ヤンになれないワイドボーン会社員
ヤンになれないワイドボーン会社員

過去の将軍同士の戦いとか気になるよね

後世の歴史家
後世の歴史家

銀河英雄伝説のゲームとか今のスペックで作ってくれないかなぁ・・・!

ということで、次回の巻を更に楽しみに終わりにしますか!また次回!

銀河の歴史が、また一ページ・・・

銀河英雄伝説6 藤崎竜銀河英雄伝説6

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