はい!ということで、惑星カプチェランカに着任した話が続いております。
ここで7話から14話までは、帝国の話で、14話から最後からはようやく同盟軍の話に変わります!
この巻は、まだガッツリとラインハルト側、つまり帝国側の話を引き続きじっくり楽しむこととなりますね!
ということで、まずは、ラインハルトとキルヒアイスの活躍を覗き見ることといたしましょう。
今回のメインのお話
惑星カプチェランカに到着。しかし、味方に敵がいる
早速、この帝国でも辺境の地であり、極寒の氷と雪に閉ざされた惑星カプチェランカに到着したラインハルト達。
到着を待っていたのは、将軍でもなけれく、平民出身のフーゲンベルヒ伍長でありました。
フーゲンベルヒは家族もおり、この辺境の地に送られて、非常に不満を持っておりました。
こんな辺境の地に来たのだから、ラインハルトたちが中央で何か失敗をして島流しにあったのではないかと推測します。
彼は、帝国の平民の事情を話すんです。
「だが我々にとって夢とか希望とか大切な家族もある」
「貴族ってだけで偉くなった奴の馬鹿な命令で戦に出るのは懲り懲りだ!」
このフーゲンベルヒ伍長の発言に対して、普通の貴族であれば怒り心頭である。
しかしラインハルトここで言う。
「私が上に、上り詰めるまでのほんの何年かを待て」
「その時にはこの手で帝国にはこびる、腐敗を一掃してやろう!!」
ラインハルトの真剣でまっすぐな瞳を見て、本気であることを悟ったフーゲンベルヒ伍長は、ラインハルトを信頼し、背筋を伸ばすのであった・・・
いやーここのシーンはいいですよね!ラインハルトの覚悟は、平民に伝わるんだということがよくわかるなぁ。アツい!!
そんなこんなで到着したラインハルトたちを待ち構えるがヘルド大佐である。
なんと彼はラインハルト暗殺の指令を受けていたのだ。
彼を殺すために、不慣れな土地であるにもかかわらず、最前線に視察に行けと言う命令を下すヘルド大佐。
準備を万端にして前線に向かうラインハルトとキルヒアイスであったが、ヘルド大佐から命令を受けたフーゲンベルヒ伍長。
なんと彼らの車の燃料を著しく抜き取って、この雪原の中、二人を殺すために凍え死ぬための陰謀を実行していたのである。。。
これが帝国ですよ。実に帝国っぽいエピソードっすね。。。!
同盟軍との遭遇戦、そして。。。
卑劣な罠にかかったラインハルトたちだったが、なんとこの状況で、同盟軍と遭遇してしまう。
やりすごそうとするキルヒアイスに対し、ラインハルトはなんとこれを好機と捉え、同盟軍の燃料を奪い取ると言う作戦を思いつくのである。
ラインハルト「何を言っている。わざわざ敵がエネルギーを食料を持ってきてくれたのだぞ?戦ってこれを奪わずして何とする!」
燃料を奪い取るために同盟軍との戦闘を考え、戦略を練るその姿。
すでにラインハルトは一介の将軍があり、最前線の戦士たる心構えができていたのである。
絶好の機会と捉え、準備をする。
ここにラインハルト初陣となるの戦いが始まるのである。
このシーンのセリフもアツいっすね〜!いいっすね〜!
そんなこんなで、彼らはこの戦いを華麗に、そして冷静に終わらせ、生き残るための勝利と資源を得ることができたのである。
しかしラインハルトここで止まらない。
基地の中にいた「自分たちの命を脅かす者が誰であるか?」と言うことも一挙に解決すべく、動くのである。
基地に生存報告をする。
これによって、自分の命をおとりにして「殺しに来る人間を確認すること」をもって、黒幕を呼び寄せるのである。
結果、フーゲンベルヒ伍長が来る。
黒幕は彼なのか?
なんと、フーゲンベルヒ伍長は謝罪しつつも、その裏で全ての糸を引いていたヘルド大佐により、撃ち殺されてしまう。
最後に懺悔をしながら。。。
ヘルド大佐による卑劣な行為により、ラインハルトも殺されてしまいそうになる次の瞬間!キルヒアイスが隠していた戦車によって、ヘルド大佐は、カプチェランカの藻屑となったのであった。
こうして、ラインハルトとキルヒアイスの初陣は終わったのであった。。。
同盟軍の始まり。それは、ユリアンとヤンの出会いから始まる
ということでついに同盟側にバトンタッチする形になるのですが、最初はユリアンとの出会いから話が始まります。
同盟がやっと出てきた。待ち望んだよ、私ワイドボーンだし笑
どういった話から始まるかと言うと、ユリアンがヤンの家に行くところから始まるんです。
ユリアンは、ヤン家に行く時に、死ぬほど心配しながら到着します。
そりゃこの歳で、知らない人んち行くのいやだよね。。。
ついてみると、ひょろっとしたヤンは家がすごく汚くて、一人暮らし真っ盛りと言う風な形で出迎えて、ユリアンは肩透かしされます。
ただこれによってユリアンは自分が掃除をすることによって、家で役に立つと言うことが実現でき、これはいい意味でバランスが取れたのかもしれません。
またこの「マンガ」としてのオリジナル部分として、一緒に過ごす猫が出てきます。
猫の名前は猫元帥!
猫元帥はすごくリラックスした形で、ヤン家ファミリーの1人として入居をするのでありました。
猫ちゃんかわいい。
感想
ということで、いかがでしたでしょうか?
ようやく同盟軍の話にもなってきて、非常にワクワクすることですね!
ちなみに、この巻は、マンガのおまけで「藤崎竜先生もチラシの裏バージョン」と言うものが見れます。
フジリュー先生も「結構宇宙とか好きなのかな?」なんて思えるようなおまけが見れてちょっと笑いました笑
次の巻から同盟軍の話になっていくので、ワクワクすることこの上なしですね!
ワイドボーンも見れるだろうし笑
いやーほんとに、フジリュー先生のマンガ版は、じっくり描いてくれる!
まだまだ盛り上がる全然手前なのもわかっています、が、すでにすべてめちゃめちゃ面白い!
これがヤンとラインハルトの戦いになったときどんな風になってしまうのか!
ワクワクがストップ高ですよ・・・!
ということで銀河の歴史が、久々にまた1ページ・・・
次の話はこちら→
フジリュー版ヤンジャン銀英伝1巻の感想はじまりはこちら→
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