さぁ帝国と同盟の戦いも佳境に近づいて参りました!
何とかイゼルローン要塞に攻撃を加えたい同盟が突撃を繰り返しますが果たして…。
やはりこの戦いでもラインハルトの活躍が非常に目に付きます!!
早速ですが話に入ります!
面白かった点
第六次イゼルローン攻防戦における同盟の工夫とラインハルトの反撃
ラインハルトの縦横無尽な戦いの後に、キラリと光るものがあります。うまく宇宙船が入れない宇宙域を背後に、半包囲をつくるのです。
しかしですよ。同盟軍が苦戦していたところ、それをみた貴族のバカ息子っぽいやつが無秩序に突っ込んできます。
「金髪の小僧め、手柄を独り占めにするきか〜!!」
このへったくそなツッコミをみたグリーンヒル大将がすかさず「全艦につっこめ!」と指令を!これにより、トゥールハンマーの領域内にすかさず侵入に成功!しかも、帝国軍がいるから、帝国軍は打てない!
そもそもの艦隊数も同盟が約3万に対して、帝国は2万にも満たない。
同盟がだいぶ戦闘で押していた戦いでした。
が、同盟軍に相当押し込まれてしまった帝国軍でしたが、ラインハルトの身を挺した攻撃のおかげで、同盟軍にトゥールハンマーを食らわせ、彼らを撤退へと追い込むことができたのです。
ここで面白かったのは、グレゴール・フォン・ミュッケンベルガー宇宙艦隊司令長官が、ラインハルトを非常に強く意識し始めたことです。
ラインハルトは上申するんですね。
「同盟軍の退路を断ち、おびき寄せてトゥールハンマーで一撃撃滅しましょう」
と。それに対してミュッケンベルガーは
「それは卿が行なえ!」
と、あからさまに挑発的に話すのです。
彼は帝国貴族の中でも、最前線で先頭にずっといた男であり、その中で苦労もあったことでしょう。
ラインハルトも自分と同じ大変な運命を乗り越えることができるのか?そこを試すためにも色々と自分なりの思いも重ねながらラインハルトと接していくのでした。
結果、ラインハルトの作戦が功を奏し、同盟軍は壊滅的な打撃をうける。戦闘不能を判断したロボス元帥は、撤退を決定したのであった。
ヤンはここで、そこそこの戦術的戦果を手に入れ、昇進するのであった。
原作だとこの辺は結構、イゼルローン要塞の総督みたいな人と、かなり勢力というか権力争いをしていたような気がしますがどうだったっけな?
もう一回その日見直さないと忘れちゃいましたね笑
ということで第6次イゼルローン要塞攻略はこうして終了。
蜘蛛の巣
戦場から戻ったラインハルトは、宮廷に呼び出されるんですよね。イゼルローン攻防戦の功績を得て昇進するのです。
今回の戦いは、彼の力のおかげで勝てたのだから、褒美は当然として、今回貴族を揺るがすことを皇帝がいいます。
「いいえ、私は帝国騎士でございます」
「ふむ。それならそなたを侯爵にしてやろう。褒美に、恒星系のひとつもくれてやろう。」
これには、ラインハルトも驚きを隠せないレベルの功績!
これがのちの「ローエングラム」家を継ぐ話に繋がります
例えるなら、羽柴秀吉ばりの出世でしょう。
庶民から成り上がって大名として領地を得る、それを、戦国時代ではなくて、普通の江戸時代に、身分制度が固まった時代にされたようなものだと思われます。
こんな昇進をした結果、他の帝国貴族からの反発は半端ありません。
姉のアンネローゼにも魔の手が伸びるほどに。
グリューネワルト伯爵夫人からの宣戦布告とも取れる訪問を持って、ラインハルトは宮廷の蜘蛛の巣に巻き込まれたことを知ったのであった。
第三次ティアマト会戦
そんなこんなで、帝国貴族の魔の手がラインハルトを連続して襲います。
彼をなきものとするために、なんと同盟との戦争を組まれるのです。
再度、戦争に宇宙空間に出かける帝国軍と、迎え撃つ同盟軍。
ここで、このあとも大活躍で私も大好きな「ビュコック提督」が初登場かな?します。
かの老将は今後もヤン・ウェンリーを影に日向に助けていきます。
そんな戦いですが、ヤンは今回はお休み。
他の二人の中将は、1人は「実直で優秀な司令官」ウランフ中将。
もうひとりが今回の主役!英雄ウィレム・ホーランド中将です!
彼の名台詞は半端ないですね。
「私は誰のコピーでもない!」
これは個人的に大好きなマンガ、ハロルド作石先生の「RiN」の作中マンガでも出てくるセリフですね笑
RiN(1)
そんなこんなで、ホーランドが軍令違反ばりの、自由な風のような戦法で帝国軍を翻弄します。
翻弄されつつも、戦線崩壊しません。
ここで気づくのです。ラインハルトが後ろに控えていることが、戦線崩壊を防いでいることを!
さあ!最高潮に盛り上がってきました!
ホーランド対ラインハルト!!
ここで続きは次巻に!!笑
感想
いやぁマジでここはラスト一ページが最高ですね!
マジで普通に続きが気になります!
ということで、続きが気になるしか言えないので今回はこのへんで笑
銀河の歴史が、また一ページ・・・
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フジリュー版ヤンジャン銀英伝1巻の感想はじまりはこちら→
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