先週話していた、「アルテミスの首飾りの戦い」の話に入りました!
が、アルテミスの首飾りさん瞬殺でしたね笑
今週はどちらかと言うと、ヤン・ウェンリーの戦いだけではなく、銀英伝の背景となる銀河連邦や帝国、同盟政府のなりたちについての話がさくっと紹介されてました。
これについては、数ページでさくっとした紹介なので、もう少しゆっくり見たいなと。
だけど今回はなくて光の首飾りを壊すことをどうやって発送したのかと言う説明のためだけの話なのでまあしょうがないかな笑
ということで、今週は一瞬で消え去るアルテミスの首飾りの話です笑
あらすじ
銀河連邦の始まり
今週は銀河全体の歴史で振り返りから始まる。
面白いのは、「西暦2000年くらい」からの話でスタートしてくれていること、つまり今からのつながった将来の話として描かれていることである!
このころから宇宙に向けて、人類の伸長として、書かれている。太陽系外の星にも到着して、遂には西暦2600年には約半径100光年まで生活圏を拡大。
西暦2600年にはそれらの国々の1つとまとまり、銀河連邦が完成した。
そしてまたその年流れ、銀河帝国を建国するルドルフフォンゴールデンバウムが誕生。
ルドルフは圧倒的な実行力と、政治力や影響の上で銀河帝国皇帝にあっという間になります。
銀河帝国は、僕のイメージだと、どちらかと言うと第二次世界大戦くらいのドイツのイメージに近いなぁ。
ルドルフの政治
ルドルフは、協和主義者や社会的弱者を迫害。
そして、白人至上主義を採用したのでした。
※話ずれますが、これはよくないことだとか違和感を感じると思う人もいるかもしれません。が、実は日本人でも、そういったことを無意識に差別や迫害思想を持ったり、思っていると言うそーゆー比較的多くいるんじゃないかなと思っています。
外国人労働者の人に対して排斥的だったり、中国や韓国の人に対して攻撃的だったり、そういうことを思っている人は、ルドルフと同じかなと。
話がずれました。もどります。
ルドルフがそんな迫害をして時が流れたあと。
アルタイル第7惑星にいた「アーレ・ハイネセン」という青年が、帝国の圧制から逃れようとした。
自由惑星同盟の始まり
アーレ・ハイネセンは、ルドルフによって奴隷階級で過酷な労働を強いられている共産主義者の子孫である。
彼、そして彼の先祖たちは、奴隷に落とされたみんなの共通の思いとしてずっと残っていたのだろうか?
それともアーレ・ハイネセンだけが特殊で、熱い不屈の闘志があったのだろうか?そのへんは歴史は沈黙している・・・
また、他の星の奴隷階級の人たちとはどういう関係性だったのだろう?まぁきっと奴隷同士の連絡は取れないように制限されていたことが容易に想像できるので、あくまでアルタイル第7惑星の人たちだけで計画したことなのだろう
(ちょっと思うのはこれらの人々が肉体労働していたと言うことなのだが、今から1500年も未来になっていればこの辺の肉体労働なので全てロボットに代替されているんじゃないかなぁなんてことも思ったりするけど笑
ただ適切な労働に使えるようなものがすべて機械によって代替されてしまったことや、そういった発展をさせずとも圧倒的な奴隷の数による家の中も不便さがなくなってしまったのか、そういったことが考えられるのかもしれない。
そう、技術と言うものは、健全なる好奇心の赴くままに発達する土壌がある上で成長するか?、もしくは生命の危機を感じる、つまり戦争と言うものが起きなければあまり発展していかないようなものなのかもしれない)
話に戻ろう
まぁそんなことで奴隷身分として過酷な労働を強制されていた。
当然、奴隷身分なので、金も資源も本もなかった。宇宙船を作るなんて、無理なことだとみんな思っていたに違いない。
また、きっときちんとした宇宙船を作ったり遊んだりして逃亡しようとした人たちは帝国の監視の下、失敗して殺されていたのではないだろうか。
そんな中、アーレ・ハイネセンたちがすごいのは、氷の塊をくりぬいて宇宙船にしてしまったと言うことだ!
これこそが何もないところから工夫で人間は何かを成し遂げると言う素晴らしい事例であると思う。
そんなこんなで、帝国からの追手を振り切り、後々出てくる重要な戦場であるイゼルローン回廊をぬけ、彼原ついに自由惑星同盟の苗を土に植えることに成功したのであった。
最初は16万人からのスタート。
西暦3236年宇宙暦で言うと436年のことであった。
そんななか、アルテミスの首飾りを一瞬で破壊しちゃうの巻
一瞬でした!!!!!笑
さくっと説明します。
つまりそんなこんなで、クーデター組が心の支えとして信じている最強の防御装置アルテミスの首飾り、同時に氷の塊をぶつけちゃうことで壊しちゃうっていう作戦に行っています。
(この辺は正面から行かないというのが、ヤン・ウェンリーの柔らかさを感じさせますね)
グリーンヒル議長も相当優秀であると思うのだが、それはあくまで軍人として。戦術レベルではある程度優秀だが、ヤン・ウェンリーの取った作戦、つまり
「そもそも正面からアルテミスの首飾りに正面から戦いに行かないで、先に壊しちゃう」と言う戦略
の前に、つまりは戦略レベルで敗北をしてしまうのです。
ましてやルグランジュ少佐などは、見ている感じ結構頭ガチガチの猪突猛進タイプの軍人であり、戦術眼もなく、単純な戦闘行為にしか興味なさそうなタイプ
そう戦略レベルでの敗北は、戦術や現場では挽回できないものであるのだ。
来週それを彼らは身に染みるである…
感想
繰り返しですけど、まじで首飾り一瞬でしたね笑
この後ちょっと悲しい結末になっちゃうので、ちょい切ないですけど。
まあけど、しかし救国軍事会議の皆さん、何が悪かったんですかねぇ。
そもそもの目的として軍事による統制と言う方針を選んだ時点で、そしてヤン・ウェンリーがいた時点で、敗北というのが決まっていたのかなあ。
そう考えるとヤン・ウェンリーチートすぎる。
また来週も楽しみだな。
銀河の歴史が、ヤンジャンでまた一ページ。
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